【吹奏楽部の方必見!】演奏が上達するために大事な腹式呼吸とは一体…

吹奏楽

こんにちは!けいたろうです。

練習中によく、
お腹使って吸って!ブレス取る時肩上げない!
このようなことを言われた経験はないでしょうか?

これらの注意は、一貫して腹式呼吸についてです!

しかし注意されても内容が曖昧で、
「腹式呼吸って何?、どうしたら出来るようになるの?」
と、疑問を持ったことはありませんか?

今回は、腹式呼吸とその練習方法を解説していきます!

腹式呼吸ってなに?

腹式呼吸とは、

横隔膜をより大きく動かすことで、「胸式呼吸」の3倍以上の空気が吸えるようになる呼吸法のことをいいます!

そもそも肺は、自力で膨らんだり縮んだりしているのではなく、周囲の筋肉が働いて
肺を動かしているのです。

特に活躍する筋肉が横隔膜で、その横隔膜の動きの大小によって、「胸式」と「腹式」に
呼吸法が分かれます!

腹式呼吸は、横隔膜の動きによって、息を吸うとお腹が膨らみ、息を吐くとお腹がへこむように感じます。
実は日常生活でも腹式呼吸は行われているんです!それは就寝時です。

人は無意識のうちに呼吸がシフトされているんですね。

腹式呼吸が吹奏楽に大事な理由

腹式呼吸がなぜ吹奏楽で大事なのかを解説します!

多くの息を吸う(=吐く)ことが出来る

先ほど話した通り腹式呼吸は、横隔膜をより大きく動かすことで「胸式呼吸」よりも深く、多くの息を吸うことが出来るのです。

多くの息を吸うことが出来るということは、裏を返せば多くの息を吐くことも可能になり、演奏する際にたくさんの息を無理なく使うことが出来るメリットがあります!

安定した音が出せる

腹式呼吸をすることにより、安定した音が出すことが出来ます。

「腹式呼吸」により深く多く息を吸うことが出来るということは、少ない量の息でブレスコントロールを行うより、たくさんの息でブレスコントロールを行うほうが、ブレスを扱いやすく、良い音を安定して出すことが出来るのです!

息継ぎがしやすい

腹式呼吸をすることにより、息継ぎがしやすくなります。

仮に「胸式呼吸」で息継ぎを行っていた場合、ブレスが足りなくなると肩が上がるなど上半身が動き、さらに呼吸も浅いので息継ぎの回数も増加します。

そのため、息を吸う度に安定して良い音を出すことが難しくなります。
反対に「腹式呼吸」で行えば、上半身の動きは少なく、ブレスの回数も減少するため、良い音を保ったまま、息継ぎが可能となります!

さらに「腹式呼吸」は筋肉の弛緩によって肺を動かしているため、息を吐くときは無理なく最大限まで吐くことが出来るのです。

無理なく最大限まで吐くことが出来ることより、ゼロの状態からブレスができるので、力むことなく肺を空気で満たすことが可能となります。

(私が学生時代に行っていた)腹式呼吸ができるようになる練習方法!

最後に実際に私が行っていた、腹式呼吸ができるようになる練習方法を紹介していきます!

仰向けの状態で呼吸を確認

仰向けの状態で呼吸を確認します。

人が一番「腹式呼吸」を行うのは最初にお話しした、「就寝時」です。
そのためまずは「就寝時」と同じ体制になって「腹式呼吸」を意識しましょう!

仰向けがおすすめです!
仰向けになった状態で呼吸をすると、お腹が膨らんだりへこんだりしますよね?
これが「腹式呼吸」の原理です!

手を使ってイメージを付ける

「腹式呼吸」が分かったら次は、立った状態で意識が出来るようにイメージを持って体に覚えてもらいます。
このイメージは、目に見えない肺が膨らんだり縮んだりする動きを分かりやすくするために行います。

私が行っていたのは、手を使って肺がどのように膨らみ縮むかを連想していました。
行っていて分かりやすかったのが

・片方に手を前、もう片方の手を後ろに動かし、肺の伸縮をイメージする
・体の前に両手で球体を持つイメージで球体が呼吸によって伸縮することを連想

以上2つが分かりやすく「腹式呼吸」を意識して行えるようになりました!

テンポを付けてブレストレーニング(ブレトレ)

次は演奏でも役立つ実践編のような感じです!息を吸う間隔をだんだんと短くしてどんな長さでも肺が空気で満たされるようにする練習です。

最初は♩=60~80で行ってください(慣れてきたら早いテンポにもチャレンジ!)
4拍かけて息を吸う。8拍かけて息を吐き切る。
3拍かけて息を吸う。8拍かけて息を吐き切る。
2拍かけて息を吸う。8拍かけて息を吐き切る。
1拍かけて息を吸う。8拍かけて息を吐き切る。

この練習で大事なのは息を必ず吐き切ることです!そのため練習のバリエーションとして、

4拍かけて息を吸う。4拍かけて息を吐き切る。
3拍かけて息を吸う。3拍かけて息を吐き切る。
2拍かけて息を吸う。2拍かけて息を吐き切る。
1拍かけて息を吸う。1拍かけて息を吐き切る。

というように、吐く間隔を短くして必ず吐き切る練習もできます。ぜひ参考にしてみてください!

(番外編)牛乳パックとストローでブレトレ

これは、ブレスを可視化するために行っていたと思います!(定かではないので番外編とさせてください…)
1ℓ以上の紙パックとストロー(低音楽器担当の方はタピオカのストロー)を用意します。

紙パックにストローを刺し、先ほどのようなブレトレを行います。そうすることにより、ブレスが可視化されより、より「腹式呼吸」が出来ているか、分かりやすくなると思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、腹式呼吸とその練習方法を解説していきました。
腹式呼吸の理屈が分かることによって理解が深まったかと思います。

また、私が腹式呼吸ができるようになったブレトレを紹介しましたが、数ある練習方法の1つとして参考になればと思います!

腹式呼吸が出来るようになるだけで、楽器の吹きやすさや上達速度が格段に変わると思います。
ぜひ練習して無意識でも腹式呼吸が行えるくらいにマスターできるように応援しています!

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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