【吹奏楽の基本を鍛える!】ハーモニーの重要性とハーモニーを上手に揃える3つのコツ

吹奏楽

こんにちは!けいたろうです。

そもそもハーモニーを合わせてどんな効果があるの?、どうやったら上手に揃えることが出来るの?
というように、悩んでいないでしょうか?
ハーモニーは吹奏楽では大事と聞くけど、なかなかハーモニーについて理解するのが難しいですよね。
しかし、ハーモニーについてしっかり理解をしていると曲の完成度が格段に上がります。

今回は、ハーモニー(和音)についての解説と、上手にハーモニーが取れるコツをお話ししていきます。

ハーモニー(和音)とは?

ここではハーモニーと、ハーモニーの基本構成について説明します!

ハーモニーとは

ハーモニーについて簡単に言うと、2つ以上の異なる音程の音符が同時に演奏されることをいいます。
例えば「ド」の音を鳴らした時、実はドの音以外の音も響いています。
この主となる音以外の音を「倍音(ばいおん)」と呼びます。

ハーモニーはこの倍音で聞こえてくる音を重ね合わせ、より響きを増幅させることができます。
また、ハーモニーとは「和音・コード」とも呼ばれ、通常3音か4音で構成されています。

元となる音を「主音(根音)」、その次に聞こえてくる音を「5音」、更にその次に聞こえてくる音を「3音」といいます。

主音(根音)・5音・3音の役割

主音(根音)は名前の通りそのハーモニーの元となる音のことです。
5音は、主音の次に聞こえてくる倍音で、主音の響きを支える役割を担っています。
また5音は、主音とほぼ同じ音量で揃えます。
3音は5音の次に聞こえてくる音で、ハーモニーにおいて明るいハーモニー(長調)か暗いハーモニー(短調)かを決める音となります。
また3音の音量は、主音と5音よりもやや小さめに音を出してバランスを取ります。

ハーモニーを取ることで演奏の際のメリットとは

ハーモニーが取れるようになることで起こるメリットは、
・作品の完成度が高くなること
・譜面を見て和音がどのように構成されているかが分かるようになる
この2つです。
それぞれ紹介していきます!

作品の完成度が高まる

ハーモニーが揃う・上手に取ることが出来ることにより、音の厚みや質が高まります。

ハーモニーを意識することなく演奏をすると、聞いていて音が薄くいと感じると思います。
また、ハーモニーが揃わないと、フォルテで演奏しても響きが足りないと感じると思います。

そのためハーモニーを意識し、揃うことで、どんな音量でも厚い響きを鳴らすことが出来る効果が期待できます。

※フォルテ…(音楽用語の1つで、イタリア語で「強く」「大きく」という意味があります。)

曲中に出てくる和音がどのように構成されているかが分かる

曲中に出てくる和音がどのように構成されているかがわかるようになります。
和音の構成をある程度理解が出来るようになると、曲中に出てくる和音が分かり、自分自身がどの位置の音を担当しているかが、すぐわかるようになります。

パート練習やセクション練習を行うときに必ずハーモニーの確認をするかと思います。
その時にどれが該当するハーモニーで、自分たちはその中で「主音なのか、5音なのか、3音なのか」と判断ができないと、そもそも練習になりませんよね。

そのため和音の構成を理解することは、吹くときだけではなく、練習の質を向上させる効果も期待できます。

ハーモニーを上手に取るコツ

ここからはハーモニーを上手に取るためのコツの中から3つ紹介していきます。

主音と5音の音程と音量を揃える

ハーモニーを整えるうえで大事なことは、主音に対して5音の音量と音程のバランスを揃えることです。
5音は、主音に対して同じ音量で・同じ音程で吹くと基本的に良いとされています。
そのため5音を吹く人は主音の音が聞こえる程度に5音を吹くと同じ音量であるといえます。
また、音程はチューナーで言う、真ん中に針が合っていれば主音と同じ音程になります。

3音が重要

3音はハーモニーの中で、その和音が「長調」なのか「短調」なのかを決める大事な音になります。
3音の決め手となるのは、音程です。

簡単に伝えると、「長調」の場合は少し低め、「短調」の場合は少し高めに音程を設定して吹くと良いとされています。

具体的にどれくらい音程を下げたり上げたりするかというと、チューナーの黒い三角(▼)のマークがあるところに音程を揃えると3音として正しい音程を吹いていると言えます。
(下の画像の〇がついている箇所が合わせる目安となります)


この音程がしっかり決まることによってハーモニーの完成度がぐっと高まります。
丁寧に合わせることが大切です。

倍音をよーく聞く

最後に、主音から聞こえる倍音をよく聞くことが大切になります。

最初にお話ししたように、ハーモニーは倍音を増幅させる役割があります。
そのため主音を吹いたときに聞こえる倍音に音程を寄せて吹くことでハーモニーが完成します。

一番聞こえる倍音を「第1倍音」といい、5音に該当します。
その次に聞こえる倍音を「第2倍音」といい、3音に該当します。

最初は慣れないと思いますので、まずはチューナーで音程を確認をしながら倍音を意識できるように練習していくといいかなと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はハーモニーについて、解説とコツをお話ししていきました。
ハーモニーを揃えるうえで大切な音程の正確さは、最初なかなか耳でとらえることが難しいと思います。
正しい音程と正しいハーモニーをたくさん聞くことで耳が慣れていき、主音の倍音を聞くことで合わせることが出来るようになります。
今回ご紹介したことを参考にコツコツと練習をして耳を鍛えていくことをおすすめします。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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