【知って得する楽器紹介】チューバの特徴や魅力・歴史まで大公開!

吹奏楽

こんにちは!けいたろうです。

演奏会で楽器紹介がある際、話す内容を考えるのは意外と難しいですよね。
しかも調べていても1つのサイトに歴史や特徴をまとめたものってあまり多くはないですよね。

そこで今回はチューバについて、魅力や歴史をまとめてこのブログで大解説していきます!

チューバについて知らない方や歴史について知りたい方はぜひチェックしていきましょう。

チューバってどんな楽器?

チューバってどんな楽器なのか、どのような特徴があるのかについて説明するのは難しいのではないでしょうか?

ここではチューバの特徴と魅力についてお話していきます。

チューバの特徴

チューバは金管楽器の中で1番大きく、また1番低い音が出ることが特徴の楽器です。
大きい見た目の通り、10~15㎏の重さがあります。

吹奏楽においては、バンド全体を支える大黒柱のような存在であり、非常に大切な役割を担っています。

また、全体の人数が約50人ほどの演奏でも、チューバは3人だけでバンドを支えるほどのパワフルさを持ち合わせています。

チューバの魅力

チューバの魅力は楽器のスタイルの多さです。

チューバといっても様々あり、学校では主にB♭管を使用していると思います。
ただ強豪校やプロになるとC管を主に使用することが多いです。

※B♭管(B♭管とは、ピストンやレバーを押さずに出せる最低音がB♭(シ♭)であるとき、その楽器はB♭管の楽器であるといいます。)【この後出てくるC管・E♭管・F管も同様です。】

B♭管はC管に比べて運指上吹きずらい音が多いですが、比較的安価で購入ができるという良さがあり多くの学校で取り入れられています。

C管は運指上吹きずらい音が少なく、B♭管に比べて音が出しやすくなります。
その分B♭管よりも購入額は高く、簡単には手が届かない楽器となります。

さらに、チューバの高音域を安定させる目的でE♭管を使用する事があり、主に金管楽器のみで編成された、金管バンドで重宝されます。

他にもチューバのソロ演奏を目的としたF管もあり、プロの奏者の方はチューバをいくつも所持することが基本となっています。

このようにチューバには様々なスタイルが存在し、用途によって使い分けることができる伴奏のプロフェッショナルです。

チューバの歴史

ここではチューバがいつ誕生したのかを解説していきます。

チューバの起源

チューバというのはラテン語で、もともと「管」を意味する言葉でした。

古代ギリシャ・ローマの時代には青銅製の管楽器の名前としても用いられ、その後、ラッパ全般を指す言葉として使われていました。

発明者のヨハン・ゴットフリート・モーリツは、ラッパ全般を指す意味で使われていたチューバの、低音楽器だという意味で 「バスチューバ」と命名したといわれています。

現代チューバの始まり

チューバの始まりは、金管楽器の中で唯一1835年の9月12日と明確に判明しています。

なぜチューバのみ明確に判明しているかというと、チューバを発明したドイツ人の軍楽隊長ヴィルヘルム・ヴィープレヒトと、楽器製作者のヨハン・ゴットフリート・モーリツという方々が特許を出願した日が1835年9月12日だからです。

その後当時低音楽器として使用されていたセルパンやオフィクレイドよりも演奏がしやすいとして、19世紀にかけて徐々にチューバが主流になりました。

チューバの種類

チューバの魅力において、用途により使い分けるとお話ししました。
ここではさらに、同じチューバでも構造の違いについて4種類のチューバを紹介していきます。

トップアクション式チューバ

トップアクション式はイギリス、フランスなどで人気のタイプです。
ピストンが上下に動き、右手で押さえ、構えた時に奏者の右側にベルがきます。

丸みを帯びた柔らかい音色で会場全体を包み込むような音が特徴です。

しかしトップアクションは基本観客側の反対方向にベルが向いてしまうため、周りの楽器より音がこもりやすく、また遅れて聞こえてしまいます。

フロントアクション式チューバ

フロントアクション式はアメリカで人気があります。
ピストンが前側に付いていて、右手で押さえ、奏者の左側にベルがきます。

トップアクションとは違いベルが観客側に向いているため、丸みを帯びた柔らかい音色を直接届けることができます。

ただピストンが前側に付いている構造上、チューバを抱え込むような形で構える必要があります。
小柄な方はピストンが動かしにくく、演奏しずらい可能性があるため、ある程度体格のいい方が演奏をされることがおすすめです。

ロータリー式チューバ

ロータリー式はおもにドイツやオーストリア、ロシアなどで使われています。
レバーを右手で押さえ、奏者の左側にベルがきます。

ピストン楽器よりもボタンを押し込む深さが浅く、とても楽に指を動かす事ができます。
また、柔らかさもありますがはっきりとした音色を持ち、屋内だけでなく屋外での演奏にも向いています。

ただ、はっきりとした音色がフロントアクションと同様にベルが観客側を向いているため、丁寧に吹かないとがさついた音色になります。

スーザフォン

スーザフォンはマーチングやパレード、野球応援など、歩いて行う演奏と立って行う演奏に特化した楽器です。
また、スーザフォンはアメリカの作曲家であるジョン・フィリップ・スーザによって考案されました。

日本ではプラスチック製のスーザフォンを使用することが多く、音は少し軽めですが体に負担は少なく演奏しやすいです。

海外では反対に金属製を使用しており約20㎏もあるため体の負担は大きいですが、重厚感のある音が遠くまでよく飛ばすことができるメリットがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はチューバについて、魅力や特徴、歴史についてをまとめてお話をしていきました。

チューバといっても様々な種類があり、またそれぞれに音の特徴がある為、多彩な面を持つ魅力的な楽器ですね。

低音楽器で主役になることは少ないですが、演奏する地域や作品によって楽器を使い分ける事ができる、伴奏のプロフェッショナルとして広く活躍しています。

楽器紹介のコーナーを考える際に、ぜひ参考にしてみてください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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