こんにちは!けいたろうです。
演奏会で楽器紹介がある際、話す内容を考えるのは意外と難しいですよね。
しかも調べていても1つのサイトに歴史や特徴をまとめたものってあまり多くはないですよね。
そこで今回はユーフォニアムについて、魅力や歴史をまとめてこのブログで大解説していきます!
ユーフォニアムについて知らない方や歴史について知りたい方はぜひチェックしていきましょう。
ユーフォニアムってどんな楽器?
ユーフォニアムってどんな楽器なのか、どのような特徴があるのかについて説明するのは難しいのではないでしょうか?
ここではユーフォニアムの特徴と魅力についてお話していきます。
ユーフォニアムの特徴
ユーフォニアムは、アニメ作品の「響け!ユーフォニアム」で一躍話題になった楽器です。
それまでは、吹奏楽を知らない人にあまり馴染みがなかった楽器だったんです。
しかし吹奏楽の中では、ユーフォニアムが1本あるだけでバンド全体のサウンドを豊かにする、非常に重要な役割を担当することができる強みがあります。
ユーフォニアムの魅力
ユーフォニアムの魅力は吹きやすさと、バンド全体を包み込む音色です。
ユーフォニアムは金管楽器の中でも新しくできた楽器であるため、低音域から高音域までバランスよく演奏することができます。
また、豊かな倍音と良く響くサウンドで演奏するため、ソロでもハーモニーでもとても存在感があり、バンドの音色の決め手にもなる、魅力的な楽器です。
ユーフォニアムの歴史
ここではユーフォニアムがいつ誕生したのかを解説していきます。
ユーフォニアムの起源
ユーフォニアムの始まりは、1843年にヴァイーマルの吹奏楽団のコンサートマスターであった、フェルディナント・ゾンマーが開発したゾンメロフォンであるという説が最も有力です。
ゾンメロフォンが発明されるまではセルパンやバスホルン、オフィクレイドという楽器が金管低音の役割を担っていました。
1810~1840年代にかけてバルブが発達したため、現在の形に近いゾンメロフォンがユーフォニアムの起源といわれています。
※バルブ…(バルブとは、息の通り道を切り換える金管楽器に欠かせない装置のことです。)
現代ユーフォニアムの始まり
現代のユーフォニアムは、1844年に開発された、「オイフォニオン」という楽器が1番近いという説が一般的とされています。
オイフォニオンという楽器は、先ほど説明したゾンメロフォンの管の内径を拡大させより太くした楽器です。
オイフォニオンを基盤にさらに発展させ、1930年代に製作されたブージー社のユーフォニアムから、現代の形とほとんど変わっていません。
ユーフォニアムの種類
ユーフォニアムの仲間にはユニークな楽器が2つあるのでそちらを紹介していきます。
フロントベルユーフォニアム
フロントベル・ユーフォニアムは、ベルが前方に曲がっているタイプのユーフォニアムのことをいいます。
フロントベル・タイプは名前の通り通常のタイプよりベルが前に向いている特徴があります。
そのため音が前方に向かうため、マーチングに用いられる他、レコーディングを行うときにも便利です。
ダブルベルユーフォニアム
ダブルベルユーフォニアムは、ユーフォニアム本来のベルとトロンボーンのような小さいベルの2つのベルを持った楽器です。
バルブの操作で小さいベル(トロンボーン・ベル)と大きいベル(ユーフォニアム・ベル)を瞬時に切り替えて使用をします。
※バルブ…(バルブとは、息の通り道を切り換える金管楽器に欠かせない装置のことです。)
2つ以上の楽器の役割を1つにまとめたユーフォニアムなので、小編成の合奏に便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はユーフォニアムについて、魅力や特徴、歴史についてをまとめてお話をしていきました。
金管楽器の中では新しい楽器であるため歴史は浅いですが、クラシックにおいてバンド全体のハーモニーを増幅させ安定させるための重要な役割を持っていることが分かりました。
最初にお話しした、「響け!ユーフォニアム」をきっかけに、これからさらに名前を知っていってほしい楽器ですね。
楽器紹介のコーナーを考える際に、ぜひ参考にしてみてください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント