こんにちは!けいたろうです。
演奏会で楽器紹介のコーナーがある時、意外とその時に話す内容を考えるのって難しいですよね。
しかも調べていても1つのサイトに歴史や特徴をまとめたものってあまり多くはないですよね。
そこで今回はクラリネットについて、魅力や歴史をまとめてこのブログで大解説していきます!
クラリネットについて知らない方や歴史について知りたい方はぜひチェックしていきましょう。
クラリネットってどんな楽器?
ここではクラリネットの特徴と歴史についてお話していきます。
クラリネットの特徴
イタリア語のClarino(小さなトランペット)が語源とされるクラリネットは、木管楽器の中でも比較的新しくできた楽器です。
リードという木の板を1枚使用するシングルリードという種類の木管楽器です。
※シングルリード…(乾燥した葦の木を削ったものをマウスピースという楽器の吹口部分に取り付けて、
そこに息を吹き込むことで起きる振動で音を鳴らす楽器の種類です。)
またクラリネットは音域が約4オクターブもあり、その音域の広さを活かしてクラシックからジャズまで幅広く活躍することができます。
主にメロディーを担当する楽器で、ポップな作品からしっとりした作品までどんな楽曲でもメロディーを任される花形の楽器の1つです。
クラリネットの魅力
クラリネットの魅力は音域の広さと、多彩な音色を活かした、幅広い表現力です。
先ほども紹介したように、クラリネットは約4オクターブも演奏することができます。
※オクターブ…(オクターブとは、ある音を基準にして周波数の差が2倍または2分の1離れている音を指します。)
また、音域によって音色も変わります。
低い音は太く地を這うような音を、高い音ははっきりと遠くまで届きそうな音を鳴らすことができます。
しかし、音色が変わるとお伝えしましたがどの音域でも共通して言える音色があります。
それは柔和でまろやかな音色である、ということです。
このような多彩さもあり、どんなジャンルでも活躍ができる楽器となるのです。
クラリネットの歴史
ここではクラリネットがいつ誕生したのか、また現在のクラリネットはいつできたのかを解説していきます。
クラリネットの起源
クラリネットの起源は17世紀ごろに発明された、「シャルモー」という楽器であるとされています。
このシャルモーを改良したことによってクラリネットが発明されました。
楽器製作者のヨハン・クリストフ・デンナーがシャルモーにキイを2つ装着したことで、クラリネットの原型が完成したと言われています。
※キイ…(キイとは音程を変える際に、楽器に空いている穴を塞ぐために使うレバーがついたボタンのことです)
現代クラリネットの始まり
現代のクラリネットは、18世紀ごろに作成されたクラリネットの原型からさらに改良を重ね、19世紀ごろにドイツとフランスでそれぞれ発展していきました。
エーラー式
ドイツではエーラー式と呼ばれるクラリネットがドイツ人のクラリネット奏者であるミュラーによって制作されたと言われています。
このクラリネットの特徴として、温かみとすこし暗めで艶やかな音色を持つことが挙げられます。
ベーム式
同時期にフランスではベーム式と呼ばれるクラリネットが同じくクラリネット奏者であるクローゼが制作されたと言われています。
このクラリネットの特徴として、華やかな明るい音色を持ち、機能性に優れていることが挙げられます。
現在多くのクラリネットはベーム式が世界で使用され、エーラー式はドイツ周辺の国々で使用されています。
クラリネットの種類
ここからは、クラリネット以外にどんな仲間があるのかをいくつか抜粋して紹介していきます。
エスクラリネット
エスクラリネットはクラリネットより少し短い楽器で、クラリネットより少し高い音を出すことができる楽器です。
高音域を得意とする楽器で、フルートと同じようなキラキラした装飾音を担当することが多くソロで活躍することもあります。
アルトクラリネット
アルトクラリネットはクラリネットよりも大きく首からストラップを掛けそれで支えて演奏する楽器です。
クラリネットより低い音を鳴らすことができ、メロディー以外にもハーモニーを担当する楽器で、クラリネットパートのサウンドをより充実させる大事な役割を持ちます。
その為吹奏楽以外でも特にクラリネットアンサンブルで活躍をします。
バスクラリネット
バスクラリネットは、ストラップだけでなくこの楽器についているピンを床に刺して支えて演奏をする大きな楽器です。
大きな楽器であるため、クラリネットよりも1オクターブ低い音を出すことができます。
基本的に伴奏を担当する楽器で、吹奏楽において木管楽器内の低音を充実させるための役割を担っています。
コントラバスクラリネット
コントラバスクラリネットはバスクラリネットよりも大きい楽器で、個人はもちろん団体でも所有している所は少ない、珍しい楽器です。
大きさは約2メートルありバスクラリネットよりもさらに低い音を演奏することができます。
伴奏の倍音を増幅させ、バンド全体の一体感をより出してくれる役割があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はクラリネットについて、魅力や特徴、歴史についてをまとめてお話をしていきました。
多彩な表現力を活かして、様々なジャンルで活躍するクラリネットは、やはり花形で人気のある楽器ですね。
またたくさんの種類があり、高音域から低音域まで手広くカバーできる、数少ない楽器でもあります。
楽器紹介のコーナーを考える際に、少しでもネタの提供が出来ていれば幸いです。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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