【知って得する楽器紹介】フルートの特徴や魅力・歴史まで大公開!

吹奏楽

こんにちは!けいたろうです。

演奏会で楽器紹介がある際、話す内容を考えるのは意外と難しいですよね。
しかも調べていても1つのサイトに歴史や特徴をまとめたものってあまり多くはないですよね。

そこで今回はフルートについて、魅力や歴史をまとめてこのブログで大解説していきます!

チューバについて知らない方や歴史について知りたい方はぜひチェックしていきましょう。

フルートってどんな楽器?

フルートってどんな楽器?

フルートってどんな楽器なのか、どのような特徴があるのかについて説明するのは難しいのではないでしょうか?

ここではフルートの特徴と魅力についてお話していきます。

フルートの特徴

ラテン語で息や息吹を意味するFlatus(フラトゥス)を語源に持つフルートは、横向きに構えて息を吹き込んで音を鳴らす管楽器です。

現在は金属製でつくられていますが、木管楽器に分類されます。
また、高音域を担当する楽器で、主にメロディーやメロディーの装飾音を担当しています。

非常に華やかで煌びやかな雰囲気のある楽器です。

フルートの魅力

フルートの魅力は、小鳥のようなさえずりの軽やかでかわいらしい音です。
またフルートは3オクターブと幅広い音域をもつ楽器で、高音域、中音域、低音域にもそれぞれ音の特徴があり味わいがあります。

※オクターブ…(オクターブとは、ある音を基準にして周波数の差が2倍または2分の1離れている音を指します。)

音が高くなればなるほどよく響き芯のある音色になり、低くなればなるほど、柔らかく温かみのある音色になります。

フルートの歴史

フルートの歴史

ここではフルートがいつ誕生したのか、また現在のフルートはいつできたのかを解説していきます。

フルートの起源

フルートの起源は、スロヴェニアやドイツの洞窟で発見された、旧石器時代にネアンデルタール人や現生人類が作ったとされる横笛です。


フルートの始まりとなる旧石器時代の横笛は、アナグマやハゲワシの骨でできていました。
その後シルクロードなどを経て全世界に広がり現在の形に近づいてきたとされています。

現代フルートの始まり

現代のフルートの始まりはルネサンス時代の16世紀ごろになります。
フルートは、ルネサンス時代から現代に至るまで、さまざまな改良が加えられてきました。

初期のフルートには、キイなども付いておらず、1本の円筒型の本体に唄口と指穴が7つ開いているだけの大変簡素な構造で、出せる半音にも限りがありました。

※キイ…(キイとは音程を変える際に、楽器に空いている穴を塞ぐために使うレバーがついたボタンのことです)

17世紀後半になってから、キイが1つついたフルートが作られ始めます。

このタイプの楽器は現在では「バロックフルート」などと呼ばれています。
この工夫によって初めて、フルートはほとんどすべての音を吹くことが出来るようになりました。

さらにドイツの管楽器製作者テオバルト・ベームは、1847年のパリ万博で画期的なフルートを発表しました。

そのフルートは、管が金属製で、キイがたくさん付いていました。
それまでのフルートは、音程が不安定で、音を出すのも難しかったのですが、そうした欠点がベームの新しい楽器では飛躍的に改善されたのです。

ベームの大改良によって、現代的なフルートはほぼ完成されたといわれています。

フルートとリコーダーは同じ名前だった

もともとフルートという名前はは横向きに構える楽器と、縦向きに構える楽器どちらにも使われていました。
18世紀半ば頃まではフルートはリコーダーを指していました。

その為リコーダーと区別をつけるためにイタリア語で「フラウトトラヴェルソ Flauto toraverso」、ドイツ語で「クヴェアフレーテ Querflote」、フランス語で「フリュートトラヴェルシエール Flute traversiere」(いずれも「横向きのフルート」の意)などと呼ばれていました。

フルートの種類

フルートの種類

ここからは、フルート以外にどんな仲間があるのかを紹介していきます。

ピッコロ

イタリア語で「小さい」という意味を持つピッコロは、フルートよりも1オクターブ高い音が出る楽器です。
フルートよりも少し短く、素材も基本的には木製で作られている物を使用されていることが多いです。

ソロパートを担当することが多く、また超高音域を活かしたとてもキラキラした装飾音も担当します。

※オクターブ…(オクターブとは、ある音を基準にして周波数の差が2倍または2分の1離れている音を指します。)

アルトフルート

アルトフルートは普通のフルートより少し長い楽器で、音域もフルートより少し低い音が出ます。
具体的には、フルートの最低音が「ド」なのですが、アルトフルートは4度低い「ソ」の音が出ます。

アルトフルートは独特の温かみがある音で、オーケストラではもちろんですが、アンサンブル曲やソロ曲でもたくさんの作品が存在しています。

バスフルート

バスフルートはアルトフルートよりも大きく重いので、立って持って演奏するのがなかなか大変な楽器です。

クラシックではあまり使われていないバスフルートは、現代音楽やジャズ、フルートアンサンブルなどでよく使用されています。

フルートより1オクターブ低い音域が出せるので、奥ゆかしく柔らかなバスフルートの音は楽曲では主に伴奏に使われることが多くあります。

まとめ

フルートまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はフルートについて、魅力や特徴、歴史についてをまとめてお話をしていきました。
超高音域から低音域まで幅広い種類のあるフルートたちは共通して、とても華やかでキラキラした音が出ていましたね。

吹奏楽においてフルートは楽曲をより華やかに、またより煌びやかな作品にすることができる存在です。

楽器紹介のコーナーを考える際に、ぜひ参考にしてみてください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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